TVゲームでありながら実際のカードを用いる新感覚のゲームであるTHE EYE OF JUDGMENTだが、カードを比較的容易に複製できる問題がでている。
このゲームではカードをPLAYSTATION EYEというカメラで撮影し、カードに印刷されたCyberCodeという2次元バーコードを読み取ることで認識する。
なのでカラーコピー機等でコピーすれば簡単に複製できてしまいそうだが、そんなのは誰でも思いつく事なので発売前は当然対策はとられているだろうと思われていた。
このゲームはオンライン対戦にも対応しているが、例えば山札の中から好きなカードをドローしたりといった不正はできないようにかなり徹底した不正対策がとられている。
だがカードの複製に関しては残念ながら対策はとられておらず、発売後にカラーコピーしたものがゲームで認識されることが確認された。
さきに書いたようにカードの複製は誰でも思いつくことで、SCEだけでなくカードの製造元や販売元も当然そのことについて考えたはずだ。
だがカード複製を防止するには特殊な印刷を用いたり、読み取るカメラにも特殊な技術が必要だったりとコストがかかってしまう。
そうなれば当然販売価格にも響いてくる。
普及のためにも販売価格はできるだけ安く抑えたいところだろう。
詳しくは後述するがカードの複製はゲーム的にはそれほど問題なく、困るのはカードの販売元だ。
カードの画像データがネットで配布されたり複製したカードをネットオークションで売られたりしたら販売元は商売にならない。
だがこのゲームは実際のカードを使うということが最大の特徴であり、カードそのものに価値がある。
つまり本物のカードでなくては意味が無い。
カードゲーム好きであればあるほどそう思うだろうし、そもそもそういう人でなければこのゲームに手を出さないのではないだろうか。
なので販売元も多少のリスクは承知だがさほど大きな問題ではないと判断したと思われる。
ではカードが複製されることはゲームへどのような影響を及ぼすのだろうか。
まず考えられるのがレアカードを簡単に複数所持されてしまうという問題だ。
レアカードは数が少ないかわりに強力な能力を持っている。
だが強力ゆえに召還コストが高くゲーム中でほいほいと簡単に使えるわけではない。
またこのゲームではデッキ中に同じカードは3枚まで、レアカードのような強力なものは1枚までといった制限もある。
つまり多く持っていたからといって必ずしも有利になるわけではない。
今のところ極めて入手困難なレアカードというものはないようで、ある程度の投資でコンプリートできそうである。
おそらく今後も超強力かつ入手困難なカードというものは出ないと思われる。
またゲームおいて重要なのはデッキのバランスやプレイヤーの戦略性であり、絶対にすべてのカードを持っていなければいけないというわけでもない。
現在キャンペーンの一環で限定カードも出ているようだが、これは通常のカードの絵柄違いのようでこれこそ本物でなくては意味が無いケースだ。
このようにカードの複製が可能でもゲームに与える影響はほとんど無い。
自分も購入してプレイしたが、単純にカードゲームとして見ても非常によくできていてとても面白い。
さらにゲーム進行はコンピューターまかせ、オンラインで自宅にいながら世界中のプレーヤーと対戦可能といった点は非常に大きな魅力だ。
このゲームに興味あったけどカードの複製でズルができそうだからやめようかなと思った人も安心して参加してほしい。