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2008年2月15日 (金)

プレイの幅の広さと懐の深さが超一級 - デビル メイ クライ 4 クリア後レビュー 【モノフェローズ】

今回は、WillViiさんから商品を無償でお借りして中立な立場でその商品のレビューを書くモノフェローズとしてのレビューです。
他のモノフェローズの方や一般の方のレビューはみんぽすから読むことができます。

さてモノフェローズとしてのレビュー第1弾はカプコン初のPS3タイトルデビル メイ クライ 4 。
自分はこのシリーズは初プレイです。

正直このタイトルには最初あまりいい印象を持っていなかった。
2006年に公開されたトレーラームービーは(リアルタイムレンダリングだと知らなかったため)なんかショボイなーと思ったし、店頭試遊機でデモをプレイしてみてもあまりパッとしないなーという感じだった。
だが製品版をプレイしてみるとその印象は一変した。


グラフィックは、現在日本のゲームメーカーながら海外のメーカーに引けをとらないカプコンの技術力が発揮された素晴らしいものになっている。
若干ジャギーが見られるものの秒間60フレームのフレームレートを維持しており賞賛に値する。

ムービーは前述の通り全篇リアルタイムレンダリングによるもの。
リアルタイムレンダリングとしてはかなりハイレベルなグラフィックなのだが、部分的にポリゴンの足りなさからカクカクとした所が見られ、さすがにプリレンダリングには及ばない。
ムービーは全体で2時間ほどあるようなので容量的な問題からリアルタイムにしたのだと思うが少々残念ではある。
むしろリアルタイムの利点を活かして、ネロやダンテのコスチュームが変更できてそれがムービーに反映されたら面白かったのだがそれもないようだ。


ゲームプレイについてまず特筆すべきはスタイリッシュランクだろう。
ダメージを受けることなく敵をワンパターンではない攻撃で倒し続けることによってスタイリッシュランクが上がっていくのだがこれがかなり楽しい。
ランクは7段階あるのである程度まではトントンと上がっていく。
このシステムによってザコ戦が格段に面白くなる。

攻撃方法の多さも魅力のひとつだ。
ネロは剣、銃の他に悪魔の右腕がありさらにスキルを組み合わせることで多彩なコンボを構築できる。
正直銃はあまり攻撃力はないのだがスタイリッシュランクを上げるため、そしてコンボに組み込んだほうがよりカッコイイので使ってしまう。
ダンテは剣等による近距離攻撃と銃等による遠距離攻撃だけだが、近距離武器が3種類、遠距離武器が3種類、さらにスタイルが5種類と豊富にある。
しかもそれらがプレイ中に簡単に切り替え可能なのがいい。
ダンテが使用可能になるのは中盤以降で敵がそこそこ強くなっていることもあり、いろいろ試しながらひたすら攻撃しまくってるだけで相当な爽快感が得られる。

あまり攻撃が多彩すぎても比例して操作が難しくなってしまうものだがその辺の配慮も行き届いている。
初心者用の難易度HUMANはかなり易しめになっているようだし、操作もオートマチックモードがありボタンをポンポンと押すだけで難しい技が簡単に出せるようになっている。

戦闘中のスタイリッシュランクの他に各ミッション後にプレイ内容のランク付けがあったり難易度が4種類あったりと上記の多彩な攻撃方法を含めやり込み要素は非常に高い。


やり込みといえばMY HISTORYも忘れてはならない。
Xbox360でいうところの実績システムなのだが、これまでPS3タイトルでも似たようなものがあったが、DMC4ではインターネットに対応した本格的なものになっている。
どういうことかというと、自分の解除した項目はインターネットで認証されプレイした本人固有のものとなるのだ。
ではプレイ中は必ずネットに接続してないとダメかというとそういうことは無く、ネット非接続時はネットワークデータというコピー不可のデータに保存され、後からネットに接続して1つミッションをクリアすれば今までの分がまとめて解除される仕組みだ。
DMC4のMY HISTORYは今後実装されるhomeとも連動するという噂もあり非常に楽しみである。


ストーリーについては、新たに主人公をネロにしながらもダンテも登場させるという基本設定優先のためか薄っぺらなものになっている感は否めない。
ネロが何故悪魔の右腕を持ち、ネロが一体何者なのかについての説明が全く無いのは不満である。

他に不満な点としてマップやボスキャラの使い回しも挙げられる。
開発者としては、苦労して細かいところまで造りこんだものを1回サーっと通っただけで終わりになってしまうのはツライというのがあるだろうし、PS3やXbox360といったハイビジョンゲーム機用タイトル開発の作業量を考えると一概に否定できないところではあるが。
マップの構造が一本道ではなく比較的探索型なのもそれゆえかもしれない。

あとコンティニューを3回すると敵が弱くなる仕様も個人的には不満である。
基本的には行き詰らないようにという配慮による親切設計だと思うが、まだ心が折れておらず何度でも挑戦してやると思っているのに勝手に敵を弱くされるのは困る。
かといってミッションの最初からやり直すのはキツかったりするw


アクションゲームとしての楽しさは文句なしにトップクラスで、プレイスタイルの多彩さやライトゲーマーからヘビーゲーマーまで広く受け入れられる懐の深さはかなりのものだ。
飛び抜けた目新しさは無いが3Dアクションとしては間違いなく最高クラスと言えるだろう。
クリアまでのプレイ時間は18時間ほどでした。

総合評価 : 9.2

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